消費者ネットみやざきとは
消費者ネットみやざきは、消費者に対して消費者被害の調査・情報提供・救済活動等を行い、消費者の保護と社会教育の推進を目指す団体です。
設立目的
現代社会では、経済は複雑化・高度化し、情報産業の進展・技術革新により、私たちの生活の利便性は増してますが、その一方で、行きすぎた宣伝・報道や、情報量の格差により、消費者がトラブルに巻き込まれる機会も増えています。
特に、宮崎県においては、特殊詐欺や悪徳商法といった、高齢者への健康への不安や判断力不足などに乗じた深刻なトラブルが発生しています。もちろん、情報量不足によるトラブルは高齢者のみならず、幅広い世代において発生しています。
消費者契約に関連した被害は、同種の被害が広範かつ多数にわたる特徴があり、これまでの個別的・事後的な救済では不十分でした。そこで、消費者団体訴訟制度の導入により、事業者の不当な勧誘や約款の使用など、不当な行為に対する差止請求権の行使が適格消費者団体に認められたことにより、被害の未然防止、拡大防止が可能となりました。
そこで、消費者ネットみやざきは、宮崎県内初の適格消費者団体の認定を受けることを目指す活動を行う団体として設立されました
理事長挨拶
理事長 塩地 陽介
私たちは、宮崎県内初の適格消費者団体を目指して2016年3月に設立されたNPO法人です。役員は、弁護士、司法書士、学者、消費生活相談員、生協団体役員が務めており、会員には一般消費者の方にも加入していただいています。
適格消費者団体とは、消費者の権利を守るための活動を主な目的とする団体です。内閣総理大臣から適格消費者団体としての認定を受けると、強引な勧誘や、不当な契約、誤った内容の表示などをしている事業者に対して、消費者に代わって、そのような行為をやめるよう請求する裁判ができるようになります。
現在、私たちはまだ適格消費者団体の認定を受けていないため、差止請求の裁判をすることまではできません。しかし、消費者の皆さんからの情報により、強引な勧誘や、不当な契約、誤った内容の表示などをしている事業者に対して、消費者の皆さんに代わってそれらをやめるように申入れを行い、改善を求める活動をしています。
また、消費者の皆さんから情報を集めるだけでなく、今後は、意見書や声明を発表したり、会員をはじめとする皆さんに対する情報提供として、学習会や講演会の開催なども計画しています。
今後実績を重ね、賛同していただける皆さんを増やしていくことで、宮崎県内初の適格消費者団体になることを目指しています。よろしくお願いいたします。
理事長 塩地 陽介
主な活動内容
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消費者保護のための調査・情報収集
消費者被害に関する調査や、会員の方や一般市民の方に対する消費者被害に関する情報提供の呼びかけを行います。
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消費者問題に関する広報・啓発活動
弁護士や司法書士、消費生活相談員などの専門家による無料相談会や、会員の方や一般市民の方を対象とした勉強会の開催、意見書や声明の発表を行います。
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事業者に対する不当な契約条件等に
関する改善申し入れ会員の方や一般市民の方から収集した情報をもとに、不当な契約条件等を定めた事業者に対し、改善の申し入れを行います。
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消費者行政の充実を図るための活動
行政機関に対する請願活動を行ったり、意見交換をすることで、よりよい消費生活の実現を目指します。
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研修講師派遣
各種消費者問題に関し、ご要望があれば、研修講師を派遣いたします。
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電話相談会
特徴的な消費者被害が発生した場合など、必要に応じ電話相談会を開催し、弁護士・司法書士・消費生活相談員が相談に応じます。
法人概要
名称 | 特定非営利活動法人消費者ネットみやざき |
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主たる事務所 | 宮崎市大淀3-5-28 シーラカンスMiami 3-B |
法人設立の年月日 | 平成28年3月18日 |
役員に関する事項 | 理事長 塩地 陽介 |